P8120402_edited2014年8月12日の午後に、神戸大学大学院国際協力研究科棟1階大会議室に於いて「国際公務員キャリアセミナー『ユネスコ (教師に関する特別作業班)』」が開催されました。本セミナーでは、本研究科の修了生でユネスコ本部「教師に関する特別作業班」プロジェクト担当官の片山弘倫氏を講師としてお迎えし、ユネスコへのキャリアパスについてご紹介頂きました。

片山氏はJICAや世界銀行本部、ユネスコ統計研究所、OECDを経て、ユネスコ本部に勤務された経歴を紹介された後、ユネスコ及び他の国際機関に勤める上で「どのような技術、経験、専門性が必要か」「日本をベースに勤めるべきか」「ワークライフバランスはどのように担保されているか」「国際機関にコンサルタントとして勤めることのリスクとは何か」の4つの問いを会場に提示されました。これら4つの問いから派生する形で、参加者との活発な質疑応答が成されました。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA質問の中でも特に多かったのは「どのようなスキル、経験、専門性が必要か」に関するものでした。参加者は自身のこれまでの経験や現在持っている専門性、また将来の目標を踏まえた上で質問をし、片山氏はそれら一つ一つに対し丁寧にお答えくださいました。計量経済学や量的分析方法をどの程度身に付ければよいのか、英語以外の言語はどの程度習得する必要があるのか、といった具体的な質問から、教育セクターにおける世界銀行とユネスコの違いは何か、40~50代のキャリアパスについてどう考えるべきか、といった質問も成されました。特に世界銀行とユネスコの違いについては、片山氏が両方の機関で勤務したというご経験をもとに、それぞれの機関での業務内容、分析のアプローチ、途上国政府との関わり方など非常に広範囲に渡る内容をお話くださいました。

約1時間という短い時間のセミナーではありましたが、片山氏がご自身の豊富な経験に裏打ちされた応答をして下さり、大変有意義な時間となりました。講師の片山弘倫氏を始め、この機会を設けて下さった小川啓一教授にも、この場を借りて厚く御礼申し上げます。

(文責:神戸大学国際協力研究科博士前期課程1年 沼澤 建

関連リンク:
http://www.kobe-u.ac.jp/NEWS/event/2014_08_12_02.html

 


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