2016年8月12日(金)、神戸大学大学院国際協力研究科棟4階大会議室にて、国際公務員キャリアセミナー「神戸大学から世界銀行へ」が開催されました。本セミナーでは、世界銀行本部でシニアエコノミストとしてご活躍されており、夏季の集中講義を担当されていた野村真作博士を講師としてお迎えしました。野村博士は、本研究科で修士前期課程と後期課程を修了し、修士1年目のときから世界銀行のプロジェクトのコンサルタントとして活躍しました。

IMG_9661野村博士が強調されたことは、自分ならではの専門性を持ち、その専門性の現在地を適切に知ることでした。自分自身が就職戦線で勝つためには、自分の実力を自覚し、同時に、雇用者側のスキルに対する需要を知り、また、競合する他の就職活動者の専門性のレベルやスキルセットを知って初めて、自分という商品価値を世に売り出す最適な戦略を取れるとアドバイスされました。また、自身が望む仕事を見つけるための具体的な考えと、目標の仕事に就くための準備を戦略に立てることが重要であると話されました。例えば、需要者である各企業や機関において修士号が必要とされているのか、博士号が必要とされているのかという点に関しても、まずは雇用者側の視点で何を求めているのかを知り、それに応じて、自分のキャリア形成のために研究を続けるなり、就職して経験をつむなりといったさまざまなルートを選べばいいということでした。関連して、学生は自身の論文のトピックを選ぶ際にも、将来のキャリアを考えながらフィールドやトピックを決める戦略を持つ必要があることを語られました。

野村博士はまた、現在、Early Child hood EducationとSkills Developmentという2つの領域が、世界銀行を含めた国際機関の研究分野でのトレンドになっていることを話されました。さらに、国際機関の採用時期や採用分野は不定期であるため、情報を自身で追っていく努力の必要性についても述べられました。

本セミナーで野村博士が述べられたことは、小川教授が常日頃から強調されていたところと共通点が多く、実践的な研究をする重要性を改めて実感する大変貴重な機会になりました。野村博士を初め、この機会を設けて下さった小川教授にも、この場を借りて厚く御礼申し上げます。

文責:Seonkyung Choi(国際協力研究科博士後期課程 在籍)

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http://www.kobe-u.ac.jp/NEWS/event/2016_08_12_01.html


Category: キャリア・セミナー