2015年8月24日から9月28日までの約5週間に渡り、東ティモール民主共和国の教育省(Ministry of Education)にて、インターンシップをさせていただきました。以下、その報告をさせて頂きます。

本インターンシップは、自身の研究である「東ティモールにおける高等教育と労働市場」に関するデータ収集を目的に、以下に挙げる3つの機関へ配属され、研究内容に関する活動をさせていただきました。一つ目の活動として、教育省の高等教育課に所属し、教育基本法やNational Strategic Plan for Education 2011-2030に関する資料の入手等を通し、東ティモールの高等教育制度の概要と将来展望を把握しました。

Okamoto at East Timor二つ目の活動として、東ティモール国立大学(National University of Timor-Leste)において教員と学生に対して自分の研究内容に関するインタビュー調査を行いました。本インタビュー調査で具体的には、主に「卒業後の就職や賃金への希望」と「就職への準備はどのようなことをしているか」について質問を行いました。三つ目の活動として、SEFOPE(the Secretariat of State for Professional Training and Employment Policy)においてLabor Force Survey 2010のデータセットの入手と、現在進行中である職業訓練教育のインタビュー調査の見学をさせて頂きました。SEFOPEでは、現地でインタビュー調査を行う上で注意するべき点について、職員の方からアドバイスを頂く貴重な機会も得ることが出来ました。

また、Education Management Information System(EMIS)でアドバイザー業務を行われているUNICEFの職員の方と、現地の教育開発や研究内容について話をする機会を得ることが出来ました。研究に対するアドバイスだけでなく、将来のキャリアについて考える貴重な機会となりました。

本インターンシップの成果は、受け入れ先機関である教育省の方々を始めとし、東ティモールの教育セクターの関係者と直接会い自身の研究に対してアドバイスを頂けたことだと考えます。しかし一方で、言語の壁という問題も痛感しました。東ティモールでは、省庁や日常の場面でテトゥン語、インドネシア語、そしてポルトガル語が使用されています。そのため、英語が使える方の力を借りなければ、職員や人々との意思疎通が困難であった場面にも直面しました。この点に関しては、次回のフィールドワークまでに改善していこうと考えています。

末筆となりましたが、今回このような素晴らしい機会を提供してくださった小川啓一教授、私をインターンとして受入れ、調査を様々な形でサポートしてくださった東ティモール教育省の Science and Technical Education DepartmentのGuterres Aquiles氏に感謝の意を表したいと思います。また、東ティモールにおいて様々な面で滞在を温かく支えて下さった教育省のDelicia Chang氏、調査に協力してくださった皆様へ心より感謝申し上げます。この経験を今後の自身の研究成果へ結びつけるように努力したいと思います。

博士前期課程1年
岡本 栄雄


Category: 若手研究者のインターンシップ